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項目 内容
ID J1001810
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1819/08/02
和暦 文政二年六月十二日
綱文 文政二年六月十二日(一八一九・八・二)〔美濃・尾張・伊勢・近江・大和・京都〕本州中央部・四国
書名 〔青窓紀聞 一〕○名古屋
本文
[未校訂]○六月十二日 昼八半時頃大地震
(頭注)
木々の蟬鳴止 瓦疵等多く落
水溜水壁等の水ゆり出し
小便瓶の小便ゆり出し
東寺町常徳寺の門ころび
(欄外に注あり)
(頭注)
石塔并石燈籠多くころぶ
熱田宮地のみ地震なく参詣の人はしらすと云り一奇事也
(欄外注)
西懸所矢来門前南の方馬繫へ倒若宮北築地大ニ崩
在にて大松地へゆり込一丈斗出居候所有之地裂泥ふき出し田畑分
らぬ所も有之
此度程の地震ハ百七十年目程のよし先年本町大手石垣
壊れ候節ハ是程ニハなかりしよし
伝馬町火の見上番人見候へバ町々の屋根浪のうねることく其上に瓦
の落るもありおそろしき事のよし
御城下中ハ土蔵を始損所数限りなし壁落鴨居をち大木
おれなといたし[物思|ぶつそう]なりけり就中西辺程強きよし濃州
カナマハリ村皆受寺一向宗ニて客僧加州霊と云僧法談あ
りし休(ママ)の内に此地震にて堂くづれ即死廿三人半死半生
三十人程ニて一両日過て死候四十六人其内鵜取村西覚
寺高畑村長久寺死候由其外多度辺惣潰の由
前夜心宿星月をつらぬく前表のよし此後一両日銀河見えすと云
小田井問屋町の内井戸此地震にて濁りしゆゑ浚し処大なる鮑浮出六
字名号蓮如の二字ありしと沙汰す
此比白鷺空に舞沙汰あり
大地震大雷ニは町々御日待し秋葉へ代参を立七月朔日あつた参り格
別賑合 七日あつた御祈禱被仰付候よし
出典 新収日本地震史料 第4巻
ページ 370
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 愛知
市区町村 名古屋【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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