[未校訂]享和二壬戌年大略日記
十月二十二日夜七つ頃地震、近年希なり、凡そ五十余年
程以来不覚地震の由、老人の咄に云へり。本町御門西の
御土居松たおれ御高壁くづれ、御堀江落入り、近代にて
未聞の事也。
此頃
(十月二十八日)
天気能き日はあたゝかにて、冬の様にはなし。地震
のもよおし也と風説す。又沖の方、大に鳴る由もいへり。
二十二日の地震に、海東郡辺にて、地やぶれて砂を吹出
す所も有る由。
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項目 | 内容 |
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ID | J1000880 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1802/11/18 |
和暦 | 享和二年十月二十三日 |
綱文 | 享和二年十月二十三日(一八〇二・一一・一八)〔奈良・京都・近江・名古屋〕越前・飛驒・大阪・鳥取⇨二十九日 |
書名 | 〔猿猴庵日記〕「名古屋叢書 十七」 |
本文 |
[未校訂]享和二壬戌年大略日記
十月二十二日夜七つ頃地震、近年希なり、凡そ五十余年 程以来不覚地震の由、老人の咄に云へり。本町御門西の 御土居松たおれ御高壁くづれ、御堀江落入り、近代にて 未聞の事也。 此頃 (十月二十八日) 天気能き日はあたゝかにて、冬の様にはなし。地震 のもよおし也と風説す。又沖の方、大に鳴る由もいへり。 二十二日の地震に、海東郡辺にて、地やぶれて砂を吹出 す所も有る由。 |
出典 | 新収日本地震史料 第4巻 |
ページ | 129 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 愛知 |
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