[未校訂]寛政七(一七九五)年の地震 十一月二十四日昼二時
頃大地震あり、蔵の壁が落ち寺の石塔の三分の二は倒れ、
所々の石垣も崩れ、大川の水も大変に増加し濁水が出た。
湯もこの時から引きつづき二ケ月ばかりの間ふえて湧き
出た。地震はあくる年の正月まで、繰りかえし繰りかえ
しあったが次第に小ゆれになったと湯村(岩井)湯庄屋
与三郎(山本家六代目)の“手控”に誌されている。
この地震は、浜坂町史にも、「昼八ツ刻稀成地震」、「十
一月前代未聞の大地震」と誌されている。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J1000553 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1796/01/03 |
和暦 | 寛政七年十一月二十四日 |
綱文 | 寛政七年十一月二十四日(一七九六・一・三)〔鳥取〕池田・豊岡 |
書名 | 〔岩美町誌〕○鳥取県岩美郡 |
本文 |
[未校訂]寛政七(一七九五)年の地震 十一月二十四日昼二時
頃大地震あり、蔵の壁が落ち寺の石塔の三分の二は倒れ、 所々の石垣も崩れ、大川の水も大変に増加し濁水が出た。 湯もこの時から引きつづき二ケ月ばかりの間ふえて湧き 出た。地震はあくる年の正月まで、繰りかえし繰りかえ しあったが次第に小ゆれになったと湯村(岩井)湯庄屋 与三郎(山本家六代目)の“手控”に誌されている。 この地震は、浜坂町史にも、「昼八ツ刻稀成地震」、「十 一月前代未聞の大地震」と誌されている。 |
出典 | 新収日本地震史料 第4巻 |
ページ | 79 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 鳥取 |
市区町村 | 岩美【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る
検索時間: 0.001秒