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項目 内容
ID J0900528
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1707/10/28
和暦 宝永四年十月四日
綱文 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕
書名 〔木田郡誌〕○香川県
本文
[未校訂]第二節 宝永の地震と本郡
宝永四年七月十日、星月を貫く。八月十二日、雨甚しく、
十九日大風、九月十二日大風雨、海辺の堤潰え、家屋破損
す。十月三日の夜天晴れて月見えず。四日殊の外暖かにし
て、単物を着る。未の時地大に震ふ声は電の如く、地裂け
水湧出す。河海に瀕へる砂地特に甚し。
木太詰田川東大路坼くること六尺余。山下堅厚粘土坼くと
雖甚しからず。
五剣山東の一峯崩墜して火光電の如く、響遠く聞ゆ。墓石
は悉く倒れ、井筒皆突出し、家屋墻壁を壊崩し、結構堅固
なりと雖一として傾かざるなし。
翌日より、少しづゝ震る事度々なり。海潮多く満ちて、常
より五六尺高く、堤も破るゝもの多し、又流言あり、近日
又大震あり、高汐来るべし、と人々恐れて仮屋を作り、米
を携へ海汐来らば山へ逃べしと用意したり。此時近畿は元
より、駿・遠・参も甚しく、十一月廿三日には、富士山噴
火して、江戸為に昼も暗かりきといふ。
出典 新収日本地震史料 第3巻 別巻
ページ 416
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 香川
市区町村 高松【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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