[未校訂]一比井は勿論紀州一円津波上り候は宝永四丁亥十月四日未
の刻也、泉州摂州も同断、大阪辺も家々つぶれ候由、関
東も地震不断
右此時比井は家数多数流大そうどうに候、長覚寺は屋
敷門口迄浪上り候、其時の庄や治右衛門也、御検地帳流
失仕候に付御願申、若山御天守矢倉帳を写取申候、是御
検地帳に少しも相違無之候、比時四郎右衛門代々取持の
器物過半流失致候、家は八畳六間に小納戸添七間取也、
表に長屋門、牛屋、柴屋雪隠等部や桁行都合十二軒外に
土蔵共不残流失致候
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
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ID | J0900393 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1707/10/28 |
和暦 | 宝永四年十月四日 |
綱文 | 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕 |
書名 | 〔古今年代記〕○和歌山県日高町比井▽村上勝蔵氏文書 |
本文 |
[未校訂]一比井は勿論紀州一円津波上り候は宝永四丁亥十月四日未
の刻也、泉州摂州も同断、大阪辺も家々つぶれ候由、関 東も地震不断 右此時比井は家数多数流大そうどうに候、長覚寺は屋 敷門口迄浪上り候、其時の庄や治右衛門也、御検地帳流 失仕候に付御願申、若山御天守矢倉帳を写取申候、是御 検地帳に少しも相違無之候、比時四郎右衛門代々取持の 器物過半流失致候、家は八畳六間に小納戸添七間取也、 表に長屋門、牛屋、柴屋雪隠等部や桁行都合十二軒外に 土蔵共不残流失致候 |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 別巻 |
ページ | 340 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 和歌山 |
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