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項目 内容
ID J0900196
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1707/10/28
和暦 宝永四年十月四日
綱文 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕
書名 〔文書〕○静岡県御前崎町大沢商会蔵
本文
[未校訂](宝)永四年丁亥十月四日午ノ下刻諸国大地震あり、此中に五畿
内南海道三州遠州夥しく動揺し、海辺は津波打寄大地裂て
青き泥を吹出したり。大坂は家倒レ船流レ死人怪我人数万
なり、京都には破損なし、其時駿州不二山の半腹に一つの
小山湧出たり今是を宝永山と云ふ。同十一月四日大雨降事
車軸を流すが如し加え迅雷♠々として百里を驚かす。諸人
是を恐れ危む事譬へんに物なし。
富士山同月十三日の麓洲走り口より山焼出近国大に地震して焼る音百
千の雷一度に落るが如くにて炭の如くなる灰降闇き事昼夜
のわかちなし。老若男女生たる心地は更になく泣叫ぶ声天
地をも驚かすべき有様也。廿五日八ツ頃漸く天晴て日輪を
拝し互に無事を語り合歎息する事也。同日七ツ時分廿六日
天曇り砂ふり地中も時々動揺し廿八日に至る。砂ふり止地
動も鎮りて万民始て安堵したり百四十九年
出典 新収日本地震史料 第3巻 別巻
ページ 176
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 静岡
市区町村 御前崎【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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