[未校訂]宝永四年(一七〇七)に大地震と津浪が起って、清水町と
向島に甚大な被害をあたえた。この大被害のため波よけ石
垣をきずいた。(石垣は当時として画期的な大工事で工費
三千九百六十両を費している)
浜清水で最も古い寺は成就院で、この町の開拓とともに建
てられ清水の成就(なしとげる)という意味をとって、山
号を清水山成就院ととなえたといわれているが、宝永四年
(一七〇七)の大震災で建物が、すっかり焼け、一切の古
文書を失い、創立の年月は明らかでない。
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項目 | 内容 |
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ID | J0900170 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1707/10/28 |
和暦 | 宝永四年十月四日 |
綱文 | 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕 |
書名 | 〔わが郷土清水〕○静岡県▽ |
本文 |
[未校訂]宝永四年(一七〇七)に大地震と津浪が起って、清水町と
向島に甚大な被害をあたえた。この大被害のため波よけ石 垣をきずいた。(石垣は当時として画期的な大工事で工費 三千九百六十両を費している) 浜清水で最も古い寺は成就院で、この町の開拓とともに建 てられ清水の成就(なしとげる)という意味をとって、山 号を清水山成就院ととなえたといわれているが、宝永四年 (一七〇七)の大震災で建物が、すっかり焼け、一切の古 文書を失い、創立の年月は明らかでない。 |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 別巻 |
ページ | 165 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 静岡 |
市区町村 | 清水【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)
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