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項目 内容
ID J0900054
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1707/10/28
和暦 宝永四年十月四日
綱文 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕
書名 〔信州のまほろば〕
本文
[未校訂]地震しずめの石
 本郷の武高国神社境内に、[要|かなめ]石という大きな石が石べい
にかこわれておごそかに安置されている。高さは一・二メ
ートル、重そうな石である。
 江戸中期の宝永二年(一七〇五)、大地震が起こり、下
之郷では家が二戸倒れ、十二戸がかたむいた。その二年前
の元禄十六年にも、同じような地震のため下之郷で九戸、
保野で二戸、下本郷で一戸が倒れ、生島足島神社の池に張
りつめた厚さ二十センチほどの氷がくだけた。
 こんな騒ぎが続いてはたいへんだと、塩田組二十二カ村
のおもだつ人びとはひたいを集めて相談したあげく、地震
をしずめようとてこの大石をまつり、なにとぞ世の中が平
穏になるようにと祈願した。
 要石は、[常陸|ひたち](茨城県)鹿島神宮の林中にあるのが有名
で、それにならってまつりあげたわけである。
出典 新収日本地震史料 第3巻 別巻
ページ 88
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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