[未校訂]大地震で高田領被害多し
宝暦元年四月二十五日酉刻より丑刻迄、十数度の大地震
あり。翌年正月まで微震が続いた。
高田領が最も甚しく死者一万六千三百余人、鉢崎関所の
上の山坂二百間計り崩壊し、馬足通行停止、柏崎地方何れ
も壁落ち、礎石、柱三、四寸位めり込み、井戸下より砂を
吹きあぐ。柏崎地方死者を出し、四ツ谷にても家屋全壊、
死者を出すあり、村民残らず外に小屋掛して生きた心地せ
ずと。
(柏崎史誌・柏崎日報五五〇〇号・五五一七号切抜帖
関甲子次郎)
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J0803386 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1751/05/21 |
和暦 | 寛延四年四月二十六日 |
綱文 | 宝暦元年四月二十六日(一七五一・五・二一)〔高田・越後西部〕 |
書名 | 〔比角村史誌〕○新潟県 |
本文 |
[未校訂]大地震で高田領被害多し
宝暦元年四月二十五日酉刻より丑刻迄、十数度の大地震 あり。翌年正月まで微震が続いた。 高田領が最も甚しく死者一万六千三百余人、鉢崎関所の 上の山坂二百間計り崩壊し、馬足通行停止、柏崎地方何れ も壁落ち、礎石、柱三、四寸位めり込み、井戸下より砂を 吹きあぐ。柏崎地方死者を出し、四ツ谷にても家屋全壊、 死者を出すあり、村民残らず外に小屋掛して生きた心地せ ずと。 (柏崎史誌・柏崎日報五五〇〇号・五五一七号切抜帖 関甲子次郎) |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 |
ページ | 547 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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