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[未校訂]二年己丑○慶安。六月廿日戊申○戊申、三正綜覧。江戸地大ニ震フ。城
壁民舎壊頽スル者多シ。○柳営日次記。新撰御家譜。会津家世実紀。
慶安二年ノ震災　慶安二年ノ地震ハ、六月廿日夜ノ事ニ係
ル。精シキハ変災史ヲ見ル可シ。
一、昨夜○慶安二年六月廿日。地震ニ付、方々石垣塀、悉令破損、并
侍屋鋪・町屋等及破壊、云々。　―柳営日次記
寅刻○慶安二年六月廿日。大地震、御城櫓多門・并諸大名ノ家屋等マ
デ破損、其後一日夜四五十度程地震ス。少宛也。
―君臣言行録
慶安二年丑六月廿日之夜半、江戸地震ニ付破損之覚
○江戸城ノ分。
一、ひゞや御門崩申候。御城廻リ之石垣十間廿間程宛損
申所御座候由ニ候。御本丸殿中相替儀無之由申候事。
一、御成橋見附平石垣○細川家築ク所。共ニ、少も損不申候。銭
かめ橋○細川家築ク所。是又損不申候。脇々之見付石垣ハ、損た
る所有之由申候事。
○前略。今度之地震崩申候処、内桜田御門之見付・神田橋之
御門之見付・平川口之御門之見付、其外平石垣高五六間
も有之所、はゞ廿間斗宛崩申候処、二ケ所御座候由。
○下略〇七月十五日（慶安二年）米田左馬允、沢村宇右衛門、長岡式部少、長岡監物、長岡佐渡連名ニテ、長岡勘解由ニ報スル書ノ一節。
―新撰御家譜
○慶安二年七月廿一日云々ノ条ニ基ク。頃日江戸表之儀、気候悪敷風雨之上、繁
々之地震ニ而、ひゞや御門崩落、其外諸大名方ニ而、長
屋等不残押倒、怪我人等夥しく有之云々。
―会津家世実紀
以上記ス所、及別項復旧工事ノ条ヲ参照セバ、是時ノ重ナ
ル損所ハ二三ノ丸・日比谷門其他ナルコト、以テ推知ス可
キ也。
慶安二三年ノ震災復旧役　慶安二年六月廿日ノ地震ニ城内
処々損破シタルニ対シ、二年○慶安。ヨリ三年○慶安。ニ亘リ、復旧
普請有リ。曰ク二之丸修理、曰ク諸門其他ノ修理若クハ改
造、曰ク石垣ノ修築是也。
一、二之丸修理　営中御日記○大猷院殿御実紀同。云フ。
一、廿六日○慶安二年六月。
此度地震而、所々破損所修理奉行被仰付旨。中根喜蔵
○正次。・内藤左七○政俊。
右老中列座、阿部豊後守○忠秋。被伝之。
廿六日○慶安二年○中略。六月地震により破損せし二丸の修理奉行
を、簞笥玉薬奉行中根喜蔵正次・弓矢奉行内藤左七郎政
俊に仰付らる。　―大猷院殿御実紀
政俊○内藤左七。慶安二年六月二十六日、二丸修補の事を奉行
す。　―寛政重修諸家譜
二、諸門其他ノ修理若クハ改造　日比谷門ノ修理ハ、
三日○慶安二年七月。○中略。地震ニ付、比々谷御門破損ニ付而、為
奉行、朝倉仁左衛門○重宣。小姓組。大久保平四郎○忠興。書院番。被仰
付之。　―柳営日次記
平川口腰掛及春屋ノ修理ハ、
七月廿五日○慶安二年○中略。平川口腰掛并御春屋破損奉行、小笠
原久左衛門○直光。大番組頭。・中島権右衛門○正勝。大番。エ被仰付
旨、同人○松平信綱。申渡ス。
―人見私記○大猷院殿御実紀同。
一橋門改造ハ、
二十五日○慶安二年十月。
一、一橋之御門建直之奉行、服部三右衛門（○保久）小幡源太郎（○為貞）被仰付
之。　―柳営日次記
三、石垣ノ修築ハ、上杉綱勝○喜平次。・酒井忠勝○讃岐守。・水野
忠職○出羽守。・毛利秀就○長門守。・土井利隆○遠江　守。・相馬義胤○大膳亮。
等之ヲ助役ス。
〔参考〕是役熊本○肥後国。城主細川光尚○肥後守。手伝ノ内願ヲ
為シ、七月朔日○慶安二年。老中ヨリ返書シテ、既ニ将軍○家光。ニ
啓シタレバ追テ下命有ル可シト言フヨリ、乃チ役割ヲ定
メ、夫役ヲ課シ、準備殆ド整ヒテ命ヲ待チタリシモ、竟
ニ下命ニ至ラズシテ止ム。事新撰御家譜ニ詳カナレド
モ、今之ヲ略ス。其外宇和島○伊予国。城主伊達秀宗○遠江守。亦
七月八日○慶安二年。使者ヲ以テ手伝ノ内願ヲ為ス。其次第君
臣言行録ニ見ユ。是亦竟ニ許容ニ至ラズシテ已ミシ者ノ
如シ。
中ニ就テ、上杉綱勝○喜平次。分担ノ工事ハ、
十三日○慶安二年七月。
一、今度地震ニ付、御城廻一橋ゟ神田橋迄石垣、破損修
復之儀、上杉喜平次○網勝。被仰付之、家老共江於殿中
達之。
一、右ニ付、奉行真田長兵衛○幸政。使番。・柘植右衛門○正直。小姓組・
荒尾平八郎○久成。書院番。被仰付之。朝比奈源六郎○正重。・庄田小左衛門○安照。両人儀者、為小普請奉行之間、万事可
相談之旨、申渡之。　―柳営日次記
同○慶安二年。秋七月十八日○慶安年録ニハ十三日。江城外郭石壁、公○上杉綱勝。
御手伝御普請台命アリ。　一橋御門○市内麹町区。ヨリ神田橋
○市内麹町区。之間石垣・久世大和守広之座敷裏通石壁、共ニ御
手伝也。仍テ総監市川土佐房忠・副監荏戸九郎兵衛政
吉・桜井弥右衛門政忠・賄役方大河原忠右衛門重良命セ
ラレ、今日○慶安二年七月十八日。米府○出羽国米沢。ヲ発ス。諸士出シ人
夫・百石ニ付キ六分六厘七毛ノ割ヲ以テ、三百石ヨリ二
人、安田上総俊広秩高ニテ、足軽四十三人・肝煎二人・
物主一人出ス。余ハ右ノ例也。八月九日○慶安二年。ヨリ事始
アリ。
同○慶安二年。秋八月五日、御手伝御普請始ル。神田橋口・一
ツ橋口・雉子橋口・志水口脇・田安口、各石壁也。御普
請奉行真田長兵衛○幸政。・荒尾平八○久成。・柘植右衛門○正直。・
朝比奈源六○正重。等也。　―上杉年譜○綱勝譜。
三日○慶安二年十一月○中略。松平○毛利。長門守秀就・上杉喜平次○綱勝。に使
番して、厳寒のをりから、石垣修築の労を慰せらる。
―大猷院殿実紀
十四日○慶安三年三月。
一、上杉喜平次○綱勝。事、去年○慶安二年。以来石垣御普請被仰
付之、出来ニ付、彼家老・物頭井下奉行等五人、白銀・
綿衣・御羽折被下之。　―柳営日次記
同○慶安三年三月。十四日、去年○慶安二年。中、江城外郭石壁御手伝、
今年○慶安三年。西丸土居御手伝○前段ニ記ス。悉ク成功ニ付、公及御
普請監司等柳営ニ召サレ、褒賞ヲ賜ル。公○上杉綱勝。ニハ御
服五十領拝受シ玉フ。元老黒川右衛門義忠・千坂兵部高
治、各銀子五十枚・御服四領・御羽織一・拝戴ス。総監
待頭市川土佐房忠・銀子三十枚・御服三領・御羽織一・
拝戴ス。次監荏戸九郎兵衛・桜井弥右衛門・各銀子二十
枚・御羽織一・拝戴ス。阿部忠秋台命ヲ伝ラル。
―上杉年譜
酒井忠勝○讃岐守。分担ノ工事ハ、
十六日○伯爵酒井家回答十七日ニ作ル。○慶安二年七月。
一、奥方中之仕切石垣、今度地震ニ付破損、依之酒井讃
岐守○忠勝。可築直之旨、被仰出之。―柳営日次記
七月十七日○慶安二年○他書十六日ニ作ル。先年酒井讃岐守○忠勝。被仰付御
城中仕切石垣、磨合ニ仕処ニ、今度地震ニ崩レ候間、野
面石垣ニ仕直ス様ニ、被仰付。
八月四日○慶安二年。酒井讃岐守○忠勝。被仰付候石垣、普請出
来。　―慶安日記増補
忠勝○酒井。　慶安二年己丑七月十七日、先頃地震付、破損
所之内、奥方中仕切石垣之御普請、依願御手伝被仰
付之。
右御普請場見廻候節者、以二上使御小姓衆、杉折重等拝領之。且御普請済拝領物、並御用相勤候家来共頂載物等ノ儀、旧記不詳。
―伯爵酒井家○旧小浜藩。回答
毛利秀就○長門守。分担ノ工事ハ、八月廿四日○慶安二年。ヲ以テ命ジ
タル者ノ如ク、且其工事ノ箇所日時等、柳営日次記左ノ如
ク記ス。毛利家記録亦同ジ。○本文ヲ見ヨ。
廿四日○慶安二年八月。
一、松平長門守○毛利秀就。○慶安二年。石垣普請之儀望申ニ付而、内桜田
御門虎口、当年中可築直之旨、上意之趣、彼
家来児玉淡路江於殿中達之。
然ラバ相府年表七月五日○慶安二年。ト記スハ、毛利氏ヨリ内願
シ出デタル日ヲ指ス者歟。
慶安二年
一、六月廿日○慶安二年。江戸大地震。
一、七月五日○慶安二年。殿様○毛利秀就。ゟ御普請役御願之儀、御老
中方江被仰達、翌年○慶安三年。春、御普請成就。
惣奉行益田趣中　―相府年表
又其町場及工程等ニ関シテハ、毛利家記録其他ニ由リ、其
一斑ヲ推ス可シ。
杉小一、慶安二年八月廿四日被仰渡、内桜田口御門台御見
付築直被仰付候事。
萩之大記録一、桜田見付矢倉台ハ、極月五日○慶安二年。迄ニ調、二番丁
場・御見付ゟ奥御鷹部屋之脇一谷破損所築直被仰付、
同月○慶安二年十二月。十五日迄ニ調、正月十二日○慶安三年。より吉凶
御門之脇平石垣二百間被仰付、御調候事。
但、上杉殿前之御石垣百五十間、正月十一日○慶安三年。ゟ
被仰付候事。
吉凶御門之脇平石垣と、上杉殿前之御石垣とハ、場
所可為同前様ニ存候ヘ共、間敷相違也。
杉小慶安二年十二月六日、二番丁場上杉殿屋敷之前石垣築
直、并御鷹部屋之脇くい違築直、被仰付候事。
杉小一、慶安二年十月七日、吉川美濃様江、御普請役被仰
付候。内桜田御門台御普請者、纔之儀ニ付、御手廻御
人数を御馳走被成候。上杉殿前大手之平石垣損申候。
是も御望申て可然由、有方ゟ御内意ニ付、公儀江被仰
上候。未何共不被仰出候得共、定而春ニ成候ハヽ可
被仰付候。左候へは、大分之事ニ候間、如先年御
人数被差出、御馳走候へと被仰渡候処ニ、人数差出
御馳走可申上候由、御請被成候事。
杉小一、慶安三年御普請相調候付而、四月廿三日○慶安三年。御
城被召出、左ノ通、去年○慶安二年。已来、永々御普請場ニ相
詰、苦労仕候、其故首尾好、可然被思召候由、松平
伊豆守殿○信綱。・阿部豊後守殿○忠秋。被仰渡候事。
一、銀子五十枚充。益田修理　児玉淡路　梨羽頼母
一、同○銀子。二十枚充。山内治部　清水五郎左衛門　榎本
遠江　乃美三郎兵衛　清水宮内
一、同○銀子。二拾枚充。飯尾肥後　藤井長右衛門
右之銀子ニ、御袷被相添、拝領被仰付候事。
―毛利家記録
慶安二年
一、江戸内桜田見付御普請御手伝相勤可ノ旨命ヲ蒙ル。
憲安三年
一、江戸御城吉凶門ノ脇、御普請御手伝相勤可ノ旨、命
ヲ蒙ル。　―御家譜年表
九日○慶安三年三月。
一、松平長門守○毛利秀就。半蔵町口升形之石垣、御普請被
仰付、彼家来殿中江招之、豊後守○阿部忠秋。伝之。跡々御
普請准数多仕重而被仰付ニ依而也。
廿三日○慶安三年四月。
一、松平長門守○毛利秀就。御石垣御普請之出来ニ付、家老并
下奉行、白銀并時服等被下之。
朔日○慶安三年五月。
○前略。御前ニ松平長門守○毛利秀就。計被残置、去頃より石垣御
普請被仰付候処、不残出来、御機嫌之旨、被仰含
之。　―柳営日次記
〔附記〕
杉小一、丑寅両年（○慶安二年、慶安三年）江戸内桜田口
御門台・外桜田口平石垣・半蔵町口御門台・築直御普
請、此時も甲斐守（○毛利秀元）日向守（○毛利就
隆）江申掛候ヘ共、右同前ニ断候而、不仕候事。
丑寅両年と有之候ハ、慶安二己丑年慶安三庚寅年た
るへく候。　―毛利家記録
又秀就○毛利。ガ石材ヲ献上シタルコトハ、
杉小一、慶安二己丑年上杉殿前之石垣築直、并御鷹部屋之脇
くい違之築直被仰付候時、平石七百被差上度之通、
被仰上、右之趣、阿部豊後守○忠秋。被達御聞十二月十
六日○慶安二年。ニ右之石上り申候。左候て阿部豊後守殿○忠秋。を
以、今度大分之御普請被仰付候処ニ、首尾好相調、其
上平石被差上候儀、時分柄一入御機嫌ニ被思召之
旨、御諚之通、被仰渡候事。　―毛利家記録
水野忠職○出羽守。ノ分担工事ハ、
一、廿四日○慶安三年八月。
松平長門守○毛利秀就。本文ヲ見ヨ。○・水野出羽守○忠職。石垣破損御修理
御用被仰付之。　―営中御日記
八月廿四日。○慶安二年○営中御日記七月廿四日トアルハ誤ナル可シ。紅葉山破損奉行被
仰付。宮崎備前守○時重。留守居番。・筒井内蔵○忠重。留守居。・下奉行成田
左大夫・山本市兵衛・杉浦文右衛門・坂本五左衛門。人
足ハ破損役人ヨリ出之由。
―慶安日記増補○寛明日記。○営中御日記略同。
土井利隆○遠近守。分担工事。
五日。○慶安三年二月。去頃地震之刻、西之丸東之石垣破損ニ付
而、修復之儀、土井遠江守○利隆。江被仰付、是右之石垣
先年遠江守○利隆。依築之也。　―柳営日次記
慶安三年庚寅二月下旬、西丸・平川口両所石垣修造の
事、御望可然旨、酒井讃岐守殿○忠勝。御差図にて被仰
上、命せらる。三月初旬○慶安三年。より相始、江戸古河より
奉行井人数多被レ差二出之。
四月中旬○慶安三年。西丸・平川口両所修造成。于時公○土井利隆。
御不例にて、御点視無之。　―子爵土井家回答
相馬義胤○大膳亮。ノ分担工事。
十三日。○慶安三年三月。紅葉山○城内。并西丸中石垣破損ニ付、修復
之儀、相馬大膳亮○義胤。被仰付之。人足等卯月○慶安三年。下旬
参着候様、伝之。　―柳営日次記
義胤○相馬。三年○慶安。三月紅葉山○城内。及西城石垣修繕助役。
―相馬家譜
大膳亮義胤公○相馬。御代
慶安三寅年三月、内々御願ニテ、江戸紅葉山石垣御普請
御手伝。石垣七百六十三坪。土手百五十二坪。人夫六百
人之積、増加八百人余。当時之高、新田共ニ八万四百廿
三石三斗七升一合。内壱万八千六百二十五石六斗三升壱
合新田。
右之通ニテ、八万石之高ニ奉願、御老中ヘ御訟被置候
得共、御願不相済、追テ御系図ニテ弐百人増加、八百人ニ
テ御普請成就、八万石之当也、然処翌年○慶安四年。義胤公○相馬。
御遠行、右御願相止候。（別本ニ）大奉行熊川左衛門
―子爵相馬家回答BR>〔附記〕小姓組小堀政可〇三郎兵衛。書院番青山幸方○藤右衛門。ハ、BR>相馬氏ノ工事ヲ奉行シタルヤ、将タ別工事ヲ奉行シタル
ヤヲ知ラズ。
政孝○小堀三郎兵衛。初政可。慶安三年三月二十一日、仰をうけた
まはりて、青山藤右衛門幸方とゝもに、西城坂下の石
垣修補○大猷院殿御実紀ニハ「城中各所石垣ノ修築奉行」ト有リ。のことをつとむ。
―寛政重修諸家譜○大猷院殿御実紀同。
石垣修築ニ関スル工人ノ授賞、柳営日次記ニ見ユ。即チ左
ノ如シ。
二十一日○慶安三年五月。
一、日光○下野国。并江戸石垣御普請出来ニ付、穴太駿河・
丹後・黄金三枚・時服二宛、并穴太駿河・子七郎右衛
門、是又去年○慶安二年。より石垣御普請之御用相勤ニ付、黄
金壱枚・并在留中九ケ月分之御扶持方十人分・被下
之。〔附記〕
高茂○美濃部一学。三年○慶安。正月二十二日、仰をうけて、市谷堤
修築のことを奉行し云々。　―寛政重修諸家譜
三年庚寅○慶安。十月廿八日戊申○戊申、三正綜覧。小姓組新庄直方
○与三右衛門。等ヲ奉行トシテ、竹橋・神田橋ヲ普請セシム。
○寛政重修諸家譜。大猷院殿御実紀。
竹橋・神田橋普請　ハ、寛政重修諸家譜左ノ如ク記ス。
直方○新庄与三右衛門。三年○慶安。十月二十八日仰をうけたまはり、
竹橋・神田橋の普請を奉行し云々。
―寛政重修諸家譜
而シテ大猷院殿御実紀廿八日○慶安三年十月。書院番岡野内蔵允成
明・小姓組鈴木佐兵衛重泰・新庄与三右衛門直方・本郷庄
三郎○寛政呈諸、勝三郎。長泰は、ならせ給ふ道々の橋梁改造の奉行
を命せらる」ト記セバ、岡野成明○内蔵允。等モ、同時ニ奉行
タリシ者ナル可シ。