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項目 内容
ID J0600480
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1633/03/01
和暦 寛永十年一月二十一日
綱文 寛永十年正月二十一日(一六三三・三・一)〔相模・伊豆〕江戸・駿河⇨二月十四日まで余震つづく
書名 〔三島市誌〕
本文
[未校訂]寛永十年(一六三三)一月二十一日には相模・駿河・伊豆
地帯に地震があり、小田原城と箱根山が崩壊して死者一五
〇人を出した。面白いことにこの地震の原因を「元寛日
記」では三嶋明神の祟りであるとして次のような意味のこ
とが記されている。
三嶋明神社外の稲葉丹後守領分に、三嶋神木といわれる
大杉があった。丹後の守は、吾が領地にあるもので何が
神木ぞということでこれを切らせた。ところが木から血
が流れ出で小蛇が逃げ出たので、これを見ていた人々は
さては何事か怪事があるものと恐れているところ三日に
して大地震があった。
というのである。このように昔の人は、地震に限らず災害
を神の所為とした。そして占によって吉凶を知り凶なれば
神仏に祈願して災禍を払おうとしたのである。
出典 新収日本地震史料 第2巻
ページ 126
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 静岡
市区町村

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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