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項目 内容
ID J0600185
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1605/02/03
和暦 慶長九年十二月十六日
綱文 慶長九年十二月十六日(一六〇五・二・三)〔東海・南海・西海諸道〕⇨大津波伴う
書名 〔房総軍記〕「白子町史」
本文
[未校訂]○激浪の事
慶長六年辛丑冬十月十六(十二月九)日、俄に大地震動く、深山万壑鳴
動すること夥し。堂舎仏閣は揺り倒され、盤石崩れて海を
埋め安房上総の海は須叟に潮三十余丁余干潟して、平沙と
なること二日一夜、諸人驚き騒いで、足も空になり、「さ
ながら天地転覆するか」と眩暈す、「是は稀代の珍事かな」
と、肝を冷し、魂を消す処に、同十七日子の刻に方々夥し
く鳴動し、其の響大山の崩るるよりも凄じ。程こそあれ、
逆浪漲り溢れて、潮水巻き上り、民屋を流し、大木を倒
し、堤壊れ、岸砕け、「山林草木海底にあるか」と怪ま
れ、農民は家財雑具を押し流し、早く逃げし者は助かり、
遅く逃ぐる者は溺死せり。
出典 新収日本地震史料 第2巻
ページ 89
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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