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項目 内容
ID J0600007
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1596/09/04
和暦 文禄五年閏七月十二日
綱文 慶長元年閏七月十二日(一五九六・九・四)〔豊後〕薩摩・ 京都⇨豊後府内は津波襲来、瓜生島は沈没する。
書名 〔豊国紀行〕
本文
[未校訂] 此百(1)二十年程前の事なりしに、別府の辺大地震して、古
へ有し別府村は悉く海となる。古の別府は今の町の数町東
に有。其所今は海となりて、其跡もなし。昔別府の村の
西(2)に有し温泉、今の別府の東の海辺に有。潮干ぬればかた
の内に、所々温泉の流れいづ。潮湯也。病をよく治すと
て、入浴するもの多し。今(3)の別府は、其後、新に立る町な
り。又昔の別府の北に近き所、久光と云村有て、家数十軒
斗有しと云。是又地震に因て、別府と一(4)時に海となる。今
はなし。
注1 慶長元年閏七月十二日也。元禄七年よりは、九十
八年前也。益軒伝聞のまゝ、参考書を用ひざりし誤
記ならん。
2 楠温泉也。
3 延喜式、長湯駅の址也。字ナゲシ湯存し、別符駅
田の名残なる地名伝はり、永石湯趾より松原公園に
至る地を政府の地籍、国府田と記す。
4 慶長三年七月二十九日、連日大降雨にて鶴見嶽山
潮を発し、朝見川激流化せる為也。一時には非ず。
誤記也。
出典 新収日本地震史料 第2巻
ページ 1
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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