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項目 内容
ID J0500804
西暦(綱文)
(ユリウス暦)
1026/06/10
西暦(綱文)
(先発グレゴリオ暦)
1026/06/16
和暦 万寿三年五月二十三日
綱文 万寿三年五月二十三日(一〇二六・六・一六)石見
書名 〔翁小助問答記大島小助記〕「安田村発展史」○島根県
本文
[未校訂]老人宜く『[其昔|ソノカミ]高角鴨島遠田の柏島と云ひし名島あり知れ
りや』老人宣はく『鴨島には、其昔文武天皇の御宇、彼島
に人麿居住する所に、一歳四海波の為に打ち壊さる。然れ
共、人麿凡人ならざるに依りて、高津の松崎へ上り給ふ。
さすがの聖神時の天災逃れ難し云々。又遠田の柏島、是奇
代の名島なり。さるに依りて、人麿もより〳〵此島にも御
座ありけり。
遠田なる沖にきぬまく千年松
波あらいそのゆきのしらはま
尚此島も鴨島とおなじ時にくづされにけり。惜しむべし。
悲しむべし。二箇所の名島一時に断絶せしこそ、不思議な
りけれ。
世人鴨島をば聞き伝へ、其蹟今に存せるが如し。其頃高津
には、数千の人家有るに依り、語り伝へる所なり。遠田の
儀は、其頃人家二三軒あり。人数も無き故、柏島の儀は語
り伝へずなん。世人知らざるも、ことわりなりける。
出典 新収日本地震史料 第1巻
ページ 39
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 島根
市区町村 安田【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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