[未校訂]○天平六年四月七日。地大に震ふ。天下の百姓の廬舎を壊
り、圧死する者多し。山崩れ河壅り、地往々析裂すること
勝げて数ふ可からず。十二月、使を五畿七道諸国に遣し、
地震の害を被れる神社を検看せしめたり。続日本紀巻十一こは国史
大系本に従つて記述せるなれど、日本書紀通釈推古天皇七年条の引
用せる一本に由れば、使を畿内七道に遣して検差し、地震
神社を祭らしむとあり。寧ろ之に従ふべきに似たり。
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項目 | 内容 |
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ID | J0500055 |
西暦(綱文) (ユリウス暦) |
0734/05/14 |
西暦(綱文) (先発グレゴリオ暦) |
0734/05/18 |
和暦 | 天平六年四月七日 |
綱文 | 天平六年四月七日(七三四・五・一八)〔畿内七道諸国〕 |
書名 | 〔東浅井郡志三〕 |
本文 |
[未校訂]○天平六年四月七日。地大に震ふ。天下の百姓の廬舎を壊
り、圧死する者多し。山崩れ河壅り、地往々析裂すること 勝げて数ふ可からず。十二月、使を五畿七道諸国に遣し、 地震の害を被れる神社を検看せしめたり。続日本紀巻十一こは国史 大系本に従つて記述せるなれど、日本書紀通釈推古天皇七年条の引 用せる一本に由れば、使を畿内七道に遣して検差し、地震 神社を祭らしむとあり。寧ろ之に従ふべきに似たり。 |
出典 | 新収日本地震史料 第1巻 |
ページ | 5 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 滋賀 |
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