Logo地震史料集テキストデータベース

西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。

前IDの記事 次IDの記事

項目 内容
ID J0300039
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1786/99/99
和暦 天明六年
綱文 天明六年(西暦一七八六、)春ヨリ秋ニカケ將軍塚鳴動ス、
書名 *〔閑田耕筆〕○伴資芳著
本文
[未校訂]平安東山の將軍塚は國家鎮護のため土偶に甲冑をか
ふむらしめて埋給へることは世のしる所なり、纔に
も變あれば必鳴動すること世々たがはず、予幼き時
は地震にもあらでこだまのごどくきこふるをおぼえ
ぬ、三條街のものなればなり、其後近江に住ミ又洛
南に閑居せれば聞わすれたる歟今は心もつかず、然
るに老禅〓芳和尚の話に過し天明六年午のとし四五
月の比より鳴動す、其音甚あやしといふ人ありしが、
九月六日の夜丑二ツ刻斗聞つけたり、如鼓聲四段に鳴
て以上十ニ聲なりし、其夜三條橋大水にて損したれ
ども、かゝるひろ〴〵しき事の故にはあらじ、同八
の年平安大火の難もならん、百錬抄に平家都落の時
將軍塚鳴如鼓と見えたるにあへり、世の大要といふ
時はかゝる成べし、凡天變地妖天下の安危をあらか
じめしめし給へども、人の心つかぬなりとぞ、
出典 増訂大日本地震史料 第3巻
ページ 5
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県
市区町村

版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

IIIF Curation Viewerで開く
地震研究所特別資料データベースのコレクションで見る

検索時間: 0.001秒