地震史料集テキストデータベース西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ID | J0202194 |
| 西暦（綱文） （グレゴリオ暦） |
1783/08/05 |
| 和暦 | 天明三年七月八日 |
| 綱文 | 天明三年七月八日（西暦一七八三、八、五、）浅間山大噴火ヲナス、是シヨリ先キ四月九日ヨリ活動ヲ開始シ、屡〓鳴動・爆發ヲ繰返シタルガ、六月二十九日ヨリ八其ノ活動一段ト勢力ヲ加ヘ、七月五日ヨリ愈、大噴火トナリ、七日ニハ降灰・降砂甚シク、武藏深谷邊ニテモ一時暗夜ノ如クナレリ、七日ニ至リ一大鳴響ト共ニ大泥流ノ奪下アリ、北上州方面ニ流下シテ吾妻川ヲ閉塞シ、續イテ決潰シテ吾妻川ヨリ利根川ニ奔注シ、沿岸ノ諸村落ヲ蘯盡シテ、死者千五十一人、流失家屋千〇六十一戸ノ多キニ達シタルガ、就中吾妻郡鎌原村ノ如キハ全村埋没シ、人口五百九十七人ノ中四百六十六人惨死セリ、泥流ノ溢出ニ續イテ夥シキ溶岩ヲ噴出シ、コレマタ北方ニ向ツテ流下セリ、鬼押出ト稱スルモノ即チコレナリ、 |
| 書名 | 〔老者雜記〕 |
| 本文 |
[未校訂]一、天明三年卯七月二日夕方東南之方鳴動、戸障子之響、高山燒甲震動かと申候、同六日夕七半時頃より重而鳴動、同刻より同八日晝九時前迄暫時も不相止、響甚敷六日夜、七日夜人々不廏、同十八日到着早飛脚之者申聞候様子左之通
江戸表當月六日夜八時過發足仕候早飛脚御用、八日四時前坂本驛元罷越申候處、淺間山大燒仕、往來通路無御座候、同十二日晝八時坂本に逗留仕候得失、同處潰家多、何茂・所々元立退候而人馬出不由候に付、跡宿元立戻り泊候而、近在之者之内丈夫成人足相對に而相頼、右人足小諸迄召連罷越申候、仍而往來相立候儀は、いつ頃より与申儀難計御座候、 |
| 出典 | 増訂大日本地震史料 第2巻 |
| ページ | 731 |
| 備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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版面画像（東京大学地震研究所図書室所蔵）
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