地震史料集テキストデータベース西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ID | J0202174 |
| 西暦（綱文） （グレゴリオ暦） |
1783/08/05 |
| 和暦 | 天明三年七月八日 |
| 綱文 | 天明三年七月八日（西暦一七八三、八、五、）浅間山大噴火ヲナス、是シヨリ先キ四月九日ヨリ活動ヲ開始シ、屡〓鳴動・爆發ヲ繰返シタルガ、六月二十九日ヨリ八其ノ活動一段ト勢力ヲ加ヘ、七月五日ヨリ愈、大噴火トナリ、七日ニハ降灰・降砂甚シク、武藏深谷邊ニテモ一時暗夜ノ如クナレリ、七日ニ至リ一大鳴響ト共ニ大泥流ノ奪下アリ、北上州方面ニ流下シテ吾妻川ヲ閉塞シ、續イテ決潰シテ吾妻川ヨリ利根川ニ奔注シ、沿岸ノ諸村落ヲ蘯盡シテ、死者千五十一人、流失家屋千〇六十一戸ノ多キニ達シタルガ、就中吾妻郡鎌原村ノ如キハ全村埋没シ、人口五百九十七人ノ中四百六十六人惨死セリ、泥流ノ溢出ニ續イテ夥シキ溶岩ヲ噴出シ、コレマタ北方ニ向ツテ流下セリ、鬼押出ト稱スルモノ即チコレナリ、 |
| 書名 | 〔吾妻川〓石之記〕 |
| 本文 |
[未校訂]天明癸卯七月庚寅朔、淺間山陽焔暴發、五日甲午、
火焚山嶺、七日丙甲、大焚震動、雷激沙土、雨干五百里外、山南数百里、暗黒如夜、沙雨而深三尺、厥明丁酉、山嶺怒破、泥水央發、巨石奔騰、其泥熱沸流入吾妻川、居民衝沒、瞬域之間一掃、〓粉被災之地、自吾妻郡、經群馬名和二郡、至武藏中瀬焉、以所聞流没民戸凡一千八百、口不下二千、兩岸廣狹二百餘里、忽爲赤地云、余聞中右記冨家談所藏、 淺間山發火、蓋自古有之、今夫熱沸之泥負巨石、而走千二里外、是其毒民何惨、蓋泥之初衝、唯是號泣之聲、遥與震電相合、居民奔潰不知所爲、泥之所及、望之黒霧覆天、電光閃々、睹之焦石如火、渾走泥土恰銃〓之激水、觸之者、樹倒屋壞、人物皆死己而、水退泥淤都是赤地、廣原不見一草一木、所々見磊塊之、石今猶存、其大者如此○下略 |
| 出典 | 増訂大日本地震史料 第2巻 |
| ページ | 711 |
| 備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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版面画像（東京大学地震研究所図書室所蔵）
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