又々申上候、日本ハこと/\敷大地しんゆり出まいらせ、此月八日#今日まてハ、少つゝをやみなきていに候、其御かたいかゝ候やと□□となくおもひまいらせ候、都#もはや使きのふ廿八日くたり□□□□都の大地しんハ京ふしみの間、御屋形はかりにゆりくつし□人なともれき□□いやくの者□いたるまて数を知すしゝたると申まいらせ候、□□御屋形の事ハ御屋作少そん□まいらせ候、たいもくの儀ハ」何事なきよし候、人なと□にあやまちなく□と申まいらせ候、是ハきとくふしき□る御仕合にて候、いよ/\御信心御かん用にて□、先/\いそきにて候へ□大かたに申上まいらせ候、定てや□□御帰朝にて候するまゝ、よろつめてたく、かさね/\申上候へく侯、かしく、
閏七月廿九日(慶長元年)帖さや地
たゝ恒さま
まいる人々
申給へ
※本号は、帖佐屋地女書状。