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項目 内容
ID J00006271
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1596/09/04
和暦 文禄五年閏七月十二日
綱文 文禄五年閏七月十二日(西暦 1596,9,4)
書名 〔本邦大地震概表〕○大森房吉著
本文
豊後国地大ニ震ヒ、八幡村柞原八幡社ノ拝殿諸末社悉ク倒ル、又津浪起テ府中并ニ近辺ノ邑里水ニ覆ハレ、神社仏閣民屋多ク流失ス、附近ノ瓜生島ハ東西を縦トシ三筋ノ町アリシガ、地震ノ為メ水中ニ低落シテ人民ノ死セルモノ八百七人ニ及ベリ、案ズルニ旧記ニ瓜生島陥没シテ海トナレリトアルモ、勿論同島ガ数十尋ノ深キ海底ニ沈ミタルニハ非ズ、陥没トハ誇張ニ過ギタリ、元来築堤ノ類ガ強キ地震ノ為ニ振揺セラルゝ結果十余尺モ低下スルハ稀ナラザル所ナルガ、瓜生島ノ中ニテモ土地柔弱ナル市街地浜辺等ハ数尺ノ低下ヲ受ケ水ニ覆ハルゝニ至リシモ、岩石地及ビ堅硬ナル台地ハ当時水上ニ存在セシナラント推セラル、大分市威徳寺ハ元ト瓜生島ニアリ、寛永十七年現在ノ位置ニ建立セラレタルモノナルガ、其ノ由来記ニ「文禄五丙申年(即チ慶長元年)……大地震動……潮水奔揚……瓜生島ノ屋宇若干ハ漂没シテ島八分ハ海トナリ、其後ハ島漸々ニ崩レテ海路トナレリ」トアリ、前記ノ推論ヲ確カムルモノトス、尤モ此ノ地震ニ際シテ多少海底面ニモ昇降変動アリテ津浪ヲ誘起セルモノナルベク、現時ノ函#小島或ハ瓜生島ニ属セシナランカ、
出典 [古代・中世] 地震・噴火史料データベース
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