十六日、天陰、泰尚朝臣注申先日地震趣事、
地震の占文、かようにかきをきて候を、御つかひ候ハて、いまゝてうちをきて候、おそれ入て候、ちか(近)くハこれ程の大動ハ候ハす候、返々以外存候、そのゝちも小動ハ大略毎日候へとも、占文ハ大概おなし事にて候、其外変異もたえす候、おとろき入て候、○中略、月蝕の事を記せり、、かた/\御ふみにつくしかたき事のみ候、いかさまにもこの程ニまいりて候て、よろつ申入へく候と、御ひろう候へく候、あなかしこ、
袖書
御文候し、返々おそれ入て候、八日の地しんハとら(寅)の時なと申候へとも、なをうしの時にて候し、