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項目 内容
ID H00010585
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1828/12/18
和暦 文政十一年十一月十二日
綱文 1828年越後三条地震(文政十一年十一月十二日)
書名 〔文政地震ノ時其明蒼軒父子の対話教訓〕小泉軒文書
本文
十一月はしめ我長岡の東北椿沢村念覚寺一向宗にあそひ十二日ハ朝とく起出て仏間にツゝける一室に画事をなしてゐたるに僅に震動すとおほえしに忽ち堂舎倒れて其下になる我ゐたりしとこ左の天井身体の上に落かゝれとひくとはならて身にさハらぬハ打おとろけるまてにて怪我することハなしはしめほとハなにの故とハしらねと此地山の尾の上なれハ地さけて寺陥りしことゝ思ひとく其闇黒中を遁れんと少のあかりを目あてにはえまハり辛く庭下にのかれ出てあるしの僧のゆく衛をさかし互に恙なきをよろこひさてあたりの農家を見るに皆倒れ世上一体の此時はしめて此里はかりの難ならて近き里/\ニテモ目に及ふかきり皆同し地震のわさなるとしりぬさらハおのかすめる地ハいかゝあらんこと妻子のことなとあんしわつらひ頓に主僧にいとまを乞蓑ひとつを得て家にかへらむとせる途中通路の里の家/\何れといはす皆倒れ天窓潰れテはらわた洩れ出手足のをれし人の屍なと所々役所にさらしおきて傍に居れる男女うらみかこつあり□ゝなくもあり凡二里にあまれる道路にツゝける里皆かゝるさまにてよ所の□□に袖しほりやをら宅にかへりつけはおのか家は只かたむけるまてにて家の(ママ)ちのもの恙なしときゝてまつ安堵して悴ハ何れにありやとゝへは官吏にめされて邑長許ゆけりときゝておのか無事にかへれることとくしらせやれはほともなく宅にかへりきて互によろこひさてといふ
(注、以下、教訓的に傾く文章。省略)
出典 ひずみ集中帯プロジェクト【古地震・津波等の史資料データベース】
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