[未校訂]八月九日 金曜日 天気曇
午後七時頃 近頃になき強震あり
八月十日 土曜日 天気曇
午前三時五十分頃、西方より強震あり、急に振動し
来り、村民一同人馬を出し大騒ぎせり、近年稀なる地
震なりき。
野辺地方面も強く、土蔵に割れを生ぜん家もあり、
其他、土蔵造り等潰れたるあり、南部、八戸方面殊に
強震なりし、青森にては、地割れ出づ、県庁烟筒崩れ
塀落つ、豪家土蔵、郵便、電話に白瓦落て四十六年前
よりなき地震なり。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J3100700 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1901/08/09 |
和暦 | 明治三十四年八月九日 |
綱文 | 明治三十四年八月九日(一九〇一) |
書名 | 〔新岡日記〕○青森県平内町松野木、新岡勝太郎著鬼柳恵照編、S60・10・10発行 |
本文 |
[未校訂]八月九日 金曜日 天気曇
午後七時頃 近頃になき強震あり 八月十日 土曜日 天気曇 午前三時五十分頃、西方より強震あり、急に振動し 来り、村民一同人馬を出し大騒ぎせり、近年稀なる地 震なりき。 野辺地方面も強く、土蔵に割れを生ぜん家もあり、 其他、土蔵造り等潰れたるあり、南部、八戸方面殊に 強震なりし、青森にては、地割れ出づ、県庁烟筒崩れ 塀落つ、豪家土蔵、郵便、電話に白瓦落て四十六年前 よりなき地震なり。 |
出典 | 日本の歴史地震史料 拾遺 四ノ下 |
ページ | 1809 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 青森 |
市区町村 | 平内【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
検索時間: 0.001秒