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項目 内容
ID J2700237
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1854/12/23
和暦 嘉永七年十一月四日
綱文 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東~九州〕
書名 〔白沢村史 資料編〕(福島県)白沢村史編纂委員会H3・3・30 白沢村発行
本文
[未校訂](年代記)
○霜月四日大地震駿河府中天守崩れ沼津之城信州松本之
城抔ゆり崩れ候よし又伊豆之下田辺津浪ありて下田ハ
千四五百軒も有之湊之由漸三十軒程残り其余ハ皆津
浪ニ而はき庭のことく打越し流され候よし富士川三日
之間山崩れ堰と成て押流し候よし也東都之御台場も損
し候趣申伝候追々参宮人抔之咄ニ而承候処大坂紀州伊
勢之辺大地震津浪夥しく破損多きよし又大坂町人抔者
先年之大地震之節舟中ニ有之候者無難成よし言伝ニ随
ひ此度も多く舟ニ乗出し候処津浪之為ニ命を落し候者
幾千人共難計由申伝候又此度之津浪者伊勢二見之沖よ
り富士山のことく成大浪巻上り候を見附此度之大変只
事ならす此津浪上り候ハヽ伊勢一国ハ一円ニ押たをさ
れへく諸人恐怖之上一心ニ太神宮を祈念し今や〳〵と
うろたへ居候うち不思議成かな右之大浪二ツニ割て一
ツハ駿遠伊豆之方へ押行一ツハ紀州之方へ覆ひ行候由
勢州存外ニ無難ニ成行候事偏ニ内外両宮之御神カと申唱
候よし難有事ニ候此説実事のよし承候地震も伊勢辺一
円ニ厳敷ゆり候得とも御両宮之社地者至而静成よし日本
宗廟之御神徳顕然たること可恐なり
出典 日本の歴史地震史料 拾遺 別巻
ページ 468
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 福島
市区町村 白沢【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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