[未校訂]強震
明治二九年(一八九六年)
八月三十一日(二百十日に当る)昨夜降雨、朝より南風
烈しく雨なく嵐となり、果実を落し枝の折れたるもの多
し后四時三十五分強震長し、続いて五時十分近年に覚え
なき強震(安政二年と略同じ)其後引続き小波動翌一日迄
数回あり、追々新聞見るに花巻辺潰家三十六戸、土蔵亀
烈多く壁落ち、負傷者を出す、鉛の湯、台の温泉近傍山
崩れ湧口止る。須川も亦鳴動甚しく、湯客驚々として下
山したりと。秋田県の被害甚大。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2601646 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1896/08/31 |
和暦 | 明治二十九年八月三十一日 |
綱文 | 明治二十九年八月三十一日(一八九六)〔秋田・岩手〕 |
書名 | 〔郷土誌 弥栄の里〕(一ノ関市)弥栄中学校編S48・3・1 松崎徳勝発行者 |
本文 |
[未校訂]強震
明治二九年(一八九六年) 八月三十一日(二百十日に当る)昨夜降雨、朝より南風 烈しく雨なく嵐となり、果実を落し枝の折れたるもの多 し后四時三十五分強震長し、続いて五時十分近年に覚え なき強震(安政二年と略同じ)其後引続き小波動翌一日迄 数回あり、追々新聞見るに花巻辺潰家三十六戸、土蔵亀 烈多く壁落ち、負傷者を出す、鉛の湯、台の温泉近傍山 崩れ湧口止る。須川も亦鳴動甚しく、湯客驚々として下 山したりと。秋田県の被害甚大。 |
出典 | 日本の歴史地震史料 拾遺 |
ページ | 418 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | |
市区町村 |
検索時間: 0.001秒