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項目 内容
ID J2601599
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1894/06/20
和暦 明治二十七年六月二十日
綱文 明治二十七年六月二十日(一八九四)〔東京湾北部〕
書名 〔小山市史 史料編 近現代Ⅱ〕○栃木県小山市史編さん委員会S56・3・31 小山市
本文
[未校訂](田村達三郎日記)○小山宿
六月二十日 水曜 晴
午後二時四分俄然強震狼狽庭前ニ飛ヒ出ツル者ウ
ロ々々スル者アリ、一時ノ混雑ヲ来シタレトモ、敢テ
家屋ノ破損モナク只々時計ノ振ノ止リタル位也、何地
カ大害アラン又火山ノ噴火ナラント噂取々ナル中五時
頃ニ至リ東京大震今ハ数ケ所ニ火出アリ、現ニ見来ル
抔ト申者アリ、小生モ親戚ノ事如何ト掛(懸)念シタリ
六月二十一日 木曜 晴
本日ノ新紙ハ東京ノ大震ヲ載セ来リ、浅草日本橋芝深
川区等最モ害アリ、人畜ノ死傷家屋ノ崩潰モ少カラス
ト云、心元ナク思ヒ居タル中阿兄状来ル云、一同無異
只土蔵ノ腰巻或ハ鉢巻瓦等ニ小害タルノミト、先ツ安
心セリ、就テ御徒士町関口・平山氏等ヘ見舞状ヲ投ス、
安政年度已来ノ大震、而シテ同年ニ比スレハ十ノ一ナ
ラン
六月二十二日 金曜 晴
京地各処ヨリ大震ノ見舞状来ル、何レモ土蔵抔ノ小破
ニ止リ無事也、東京全市被害ノ概数ヲ報シ来ル
死亡三八 負傷一〇五 家屋ノ全潰七六 破損二二一
○ 煙突一五一 出火二 裂地三六 雑二一九
概数右ノ如ニシテ猶未調査ノ処モアリト云、横浜モ随
分ノ強震ナリシモ今回ノ大震ハ東京其中心ノ如シ
出典 日本の歴史地震史料 拾遺
ページ 359
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
都道府県 栃木
市区町村 小山【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる

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