[未校訂] 宝暦十三年(一七六三)、旧冬以来、引続き震動が止
らず、人心競々たるところへ、正月十九日小震、同月二
十七日またまた一大強震を起すに至った。この地震は、
二月朔日強震、三・四月頃まで小震が絶えず、六月十日
強震と続いている。村の伝説に、昔、大地震があり、垣
根に植えたいわゆる生垣の木が左右に揺れてその先が地
に着く程であった。人々は皆生きた心地がなく、ただた
だ、戸板に坐し、相擁して泣き喚くのみであったとある
が、これは恐らくこの時のことであろうかと云われる。
                
            西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| ID | J2401806 | 
| 西暦(綱文) (グレゴリオ暦)  | 
            1763/03/11 | 
| 和暦 | 宝暦十三年一月二十七日 | 
| 綱文 | 宝暦十三年正月二十七日(一七六三・三・一一)〔八戸〕 | 
| 書名 | 〔福地村郷土誌〕○青森県福地村S46・3 田中藤次郎著 | 
| 本文 | 
                 
                    [未校訂] 宝暦十三年(一七六三)、旧冬以来、引続き震動が止 
            らず、人心競々たるところへ、正月十九日小震、同月二 十七日またまた一大強震を起すに至った。この地震は、 二月朔日強震、三・四月頃まで小震が絶えず、六月十日 強震と続いている。村の伝説に、昔、大地震があり、垣 根に植えたいわゆる生垣の木が左右に揺れてその先が地 に着く程であった。人々は皆生きた心地がなく、ただた だ、戸板に坐し、相擁して泣き喚くのみであったとある が、これは恐らくこの時のことであろうかと云われる。  | 
        
| 出典 | 新収日本地震史料 続補遺 | 
| ページ | 288 | 
| 備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 | 
| 都道府県 | 青森 | 
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