[未校訂] 宝暦十二年(一七六二)、天候不順で、またまた大凶
作となった。
なお、前年七月下旬より井戸水渇れ、本年三・四月の
候に至って山野に雉の声なく、十一月頃よりしばしば微
震があったが、暫次その強度を加えてついに十二月十六
日一大強震となり、山鳴り、地裂け、翌十七日夜明けま
で強弱実に十七回に及んだ。人々は恐怖してそのなす所
を知らず、屋外に戸板を伏せてこれにより天に向って号
泣する者も少くなかったと云う。
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項目 | 内容 |
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ID | J2401798 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1763/01/29 |
和暦 | 宝暦十二年十二月十六日 |
綱文 | 宝暦十二年十二月十六日(一七六三・一・二九)〔八戸・陸中〕 |
書名 | 〔福地村郷土誌〕○青森県福地村S46・3 田中藤次郎著 |
本文 |
[未校訂] 宝暦十二年(一七六二)、天候不順で、またまた大凶
作となった。 なお、前年七月下旬より井戸水渇れ、本年三・四月の 候に至って山野に雉の声なく、十一月頃よりしばしば微 震があったが、暫次その強度を加えてついに十二月十六 日一大強震となり、山鳴り、地裂け、翌十七日夜明けま で強弱実に十七回に及んだ。人々は恐怖してそのなす所 を知らず、屋外に戸板を伏せてこれにより天に向って号 泣する者も少くなかったと云う。 |
出典 | 新収日本地震史料 続補遺 |
ページ | 286 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 青森 |
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