[未校訂](注、既出の部分は省略)
一、慶長十九年十月廿八日大津浪にて、宮古町も波にと
られ、常安寺和尚も小山田の沢金左衛門方に法事御座候
て罷越御留主の処、海の沖しきりに鳴る事四五度に及候
故、法事半ばに寺に帰り候へ共、過古帳なども取出す間
も無之、漸々命助かり、山口へ遁行、黒田村永貞坊と申
行者の隣屋敷に同年十一月寺相建候まて被居申候、右永
貞坊と申は、小元助兵衛のまくらはかせ(小泉本にはま
くらはかせを妾腹に作る)に御座候。
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項目 | 内容 |
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ID | J2400213 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1611/12/02 |
和暦 | 慶長十六年十月二十八日 |
綱文 | 慶長十六年十月二十八日(一六一一・一二・二)〔北海道南東岸・津軽・三陸〕 |
書名 | 〔宮古由来記〕三浦宗喜編 |
本文 |
[未校訂](注、既出の部分は省略)
一、慶長十九年十月廿八日大津浪にて、宮古町も波にと られ、常安寺和尚も小山田の沢金左衛門方に法事御座候 て罷越御留主の処、海の沖しきりに鳴る事四五度に及候 故、法事半ばに寺に帰り候へ共、過古帳なども取出す間 も無之、漸々命助かり、山口へ遁行、黒田村永貞坊と申 行者の隣屋敷に同年十一月寺相建候まて被居申候、右永 貞坊と申は、小元助兵衛のまくらはかせ(小泉本にはま くらはかせを妾腹に作る)に御座候。 |
出典 | 新収日本地震史料 続補遺 |
ページ | 44 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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