[未校訂]さらに斉衡二年(八五五)五月二十三日にはこれに先立っ
て、数回におよんだ地震のため「毘盧舍那大仏頭自落在
地」の椿事がおこり、六月三日には藤原氏(参議)宗をつかわし
て、「大仏頭墜落之状」をみせしめられたことを伝えて
いる(『文徳実録』巻七)。追って天安二年(八五八)四月
には、藤原家宗が造東大寺大仏長官に任ぜられ(『文徳
実録』巻十)、貞観三年(八六二)三月十四日には功成って
開眼供養が行われた(『三代実録』巻四)。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2400004 |
西暦(綱文) (ユリウス暦) |
0855/06/22 |
西暦(綱文) (先発グレゴリオ暦) |
0855/06/26 |
和暦 | 斉衡二年五月五日 |
綱文 | 斉衡二年五月五日(八五五・六・二六)〔奈良〕 |
書名 | 〔奈良六大寺大観 第七巻 東大寺二〕岩波書店S43・8・30 |
本文 |
[未校訂]さらに斉衡二年(八五五)五月二十三日にはこれに先立っ
て、数回におよんだ地震のため「毘盧舍那大仏頭自落在 地」の椿事がおこり、六月三日には藤原氏(参議)宗をつかわし て、「大仏頭墜落之状」をみせしめられたことを伝えて いる(『文徳実録』巻七)。追って天安二年(八五八)四月 には、藤原家宗が造東大寺大仏長官に任ぜられ(『文徳 実録』巻十)、貞観三年(八六二)三月十四日には功成って 開眼供養が行われた(『三代実録』巻四)。 |
出典 | 新収日本地震史料 続補遺 |
ページ | 1 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 奈良 |
市区町村 | 奈良【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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