[未校訂](元東端村中近世史年表)
十一月二十三日 富士山爆発し宝永山できたゝめに当地方に
ても強烈な地震があった。為に伏見屋新田一帯に土地沈下
し、水冠り甚だしくなった。
平七村東水門も地震のため沈下し、水吐悪く殊に潮差込来る
ようになりたるにつき伏替をした。同時にこれ迄の猿尾にて
は間に合はぬから猿尾を新たにした。
この頃、西端村の伏見屋屋舗には尾州茶屋新田の新右衛門が
居て伏見屋の伏行役のような役を勤めていて、七月九ケ村の
百姓が押し掛けて行った時に新右衛門が一人で頑張って応対
した。
西暦、綱文、書名から同じものの一覧にリンクします。
項目 | 内容 |
---|---|
ID | J2300146 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1707/10/28 |
和暦 | 宝永四年十月四日 |
綱文 | 宝永四年十月四日(一七〇七・一〇・二八)〔東海以西至九州〕 |
書名 | 〔明治村史資料 九〕○愛知県S20年代 刈谷市立刈谷図書館 |
本文 |
[未校訂](元東端村中近世史年表)
十一月二十三日 富士山爆発し宝永山できたゝめに当地方に ても強烈な地震があった。為に伏見屋新田一帯に土地沈下 し、水冠り甚だしくなった。 平七村東水門も地震のため沈下し、水吐悪く殊に潮差込来る ようになりたるにつき伏替をした。同時にこれ迄の猿尾にて は間に合はぬから猿尾を新たにした。 この頃、西端村の伏見屋屋舗には尾州茶屋新田の新右衛門が 居て伏見屋の伏行役のような役を勤めていて、七月九ケ村の 百姓が押し掛けて行った時に新右衛門が一人で頑張って応対 した。 |
出典 | 新収日本地震史料 補遺 別巻 |
ページ | 161 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 愛知 |
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