地震史料集テキストデータベース

[未校訂]五月十七日差出
一御曲輪七ケ所木戸御番所并学問所地震にて破損の分
一木戸并壁障子少々損　大手木戸
一屋祢瓦大損　御番所
一雪隠の戸破損
一喰違塀屋根瓦少々損
一
□□　木町木戸
御番所
一木戸并壁屋根瓦少々損　小越町木戸
御番所
一屋祢瓦少々損　中の辻木戸
一川筋東側石垣崩　御番所
一屋祢瓦少々損　紙屋町木戸
御番所
一斜壁屋祢瓦少々損　御〓町木戸
御番所
一斜屋根瓦抜出る　清□町木戸
御番所
一御門少々損
一屋根瓦并所々破損　学問所
一取囲塀九間程□倒
右の通御座候此段申上候　以上
五月　調役
十月四日
一善光寺大門町平兵衛儀鑑札相渡置候之処三月中変災ニ付居
家潰其上類焼仕一同焼失仕候ニ付受人荒町富吉を以相願候
□可相渡旨刑左衛門木戸□り中村与右衛門申□□
乍恐以書付申上候御事
私儀茶商売仕候ニ付奉願御曲輪木戸出入御鑑札壱枚御渡被成
下大切に所持仕罷在候処当三月中大地震之節居家潰之上類焼
仕候其節御鑑札取出致度種々心配仕候得共前文之始末柄ニ付
一同焼失仕奉恐入候此上幾重も御情之程奉願候　以上
弘化四未年九月　善光寺大門町
平兵衛印
松代荒町
受入富吉印
御目付方
御役所
十一月一日
一金井美濃輔当春中地震の節門口潰候ニ付建替其上居宅西の
方に有之候九尺弐間の物置南の方江三尺寄せ普請仕度旨聞
置申立候其段相心得候様被仰渡之