[未校訂]安政元年一月四日五ツ時(午前八時)大地震があつた。大野
方面では何れも外に逃出した。同五日七ツ時(午後四時)又
大にゆれた。この地震は広範囲のものであつたと見え、「宮
沢文書」に次の如く記してある。
其後承り候へば、大坂表は大地震にて津波出で、町屋潰
家も多く之あり候。又河口船千艘ばかり馳上げ打潰し候
故、人民も教千人死し候由、東海道は二十二宿潰家又は
類焼いたし候趣、紀州と大津波出で候。西国筋も右同断
の由、福井は町家御城内余程破損いたし候
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項目 | 内容 |
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ID | J1800241 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1854/12/23 |
和暦 | 嘉永七年十一月四日 |
綱文 | 安政元年十一月四日・五日・七日(一八五四・一二・二三、二四、二六)〔関東以西の日本各地〕 |
書名 | 〔大野町史 五〕S32・9・10 大野町史編纂会発行 |
本文 |
[未校訂]安政元年一月四日五ツ時(午前八時)大地震があつた。大野
方面では何れも外に逃出した。同五日七ツ時(午後四時)又 大にゆれた。この地震は広範囲のものであつたと見え、「宮 沢文書」に次の如く記してある。 其後承り候へば、大坂表は大地震にて津波出で、町屋潰 家も多く之あり候。又河口船千艘ばかり馳上げ打潰し候 故、人民も教千人死し候由、東海道は二十二宿潰家又は 類焼いたし候趣、紀州と大津波出で候。西国筋も右同断 の由、福井は町家御城内余程破損いたし候 |
出典 | 新収日本地震史料 第5巻 別巻5-1 |
ページ | 584 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
都道府県 | 福井 |
市区町村 | 大野【参考】歴史的行政区域データセットβ版でみる |
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