[未校訂]第十節 修理太夫中川久貞公自寛保三年十二月至寛政三年五月
1 明和地震大火
明和六年七月大風雨、強震の来襲のため、城を始め領内の
被害激甚であつた。此の時岡城三階の櫓が雨潰した。同八
年正月竹田町火災を起して侍屋敷及城中にも延焼して罹災
者多数であつた。入山公の時より秘蔵の錦旗一旒も此時焼
失したと伝へらる。依つて久貞公十一月特に幕府に乞ひ岡
銀札七万両を発行して領内に通用せしむることとし救済策
を講じた。
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項目 | 内容 |
---|---|
ID | J0804291 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1769/08/29 |
和暦 | 明和六年七月二十八日 |
綱文 | 明和六年七月二十八日(一七六九・八・二九)〔日向・豊後・肥後〕九州・山口 |
書名 | 〔直入郡全史〕○大分県 |
本文 |
[未校訂]第十節 修理太夫中川久貞公自寛保三年十二月至寛政三年五月
1 明和地震大火 明和六年七月大風雨、強震の来襲のため、城を始め領内の 被害激甚であつた。此の時岡城三階の櫓が雨潰した。同八 年正月竹田町火災を起して侍屋敷及城中にも延焼して罹災 者多数であつた。入山公の時より秘蔵の錦旗一旒も此時焼 失したと伝へらる。依つて久貞公十一月特に幕府に乞ひ岡 銀札七万両を発行して領内に通用せしむることとし救済策 を講じた。 |
出典 | 新収日本地震史料 第3巻 |
ページ | 758 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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