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項目 内容
ID J0400818
西暦(綱文)
(グレゴリオ暦)
1858/02/11
和暦 安政四年十二月二十八日
綱文 安政四年十二月廿八日(西曆一八五八、二、一一、)二十二時及ビ二十四時、陸前國大須沖、海震。
書名 ☆〔開成丸航海日誌〕
本文
[未校訂]一、廿八日、○中略七つ頃に至りて風勢次第に北に轉ず。此よ
り太洋中に乘出し、二度三度も大間切に間切走らば、氣仙の
地方に今宵の内に走り着くこと難きにあらねど、山風の烈し
く吹來る時節には、水手とも地方を離れて乘行ことを深く恐
るゝ習なり。殊には何地までも正しく指したる航海にもあら
ねば、あらぬ艱苦して夜走りせんも無益なりと、舳を返して
大須の沖の荒灘に、深さ三十二尋の處に、痲の大綱を下して
碇を下す。行程は八里三十四丁に及べり。宵の内は波風高く
動搖しきりなりけれども、夜半過る頃より稍穩になりぬ。夜
四つ頃過地震す。又九ツ頃地震す。海中の地震ははじめに山
に鳴ひびきて、海水下よりゆり上る樣に覺るなり。
出典 日本地震史料
ページ 692
備考 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像(東京大学地震研究所図書室所蔵)

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