地震史料集テキストデータベース

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項目	内容
ID	J0400707
西暦（綱文）（グレゴリオ暦）	1856/08/23
和暦	安政三年七月二十三日
綱文	安政三年七月二十三日（西曆一八五六、八、二三、）十三時半頃、北海道東部・津輕・三陸沿岸、強震、津浪ヲ伴ヒ、被害少ナカラズ。
書名	☆〔利剛公御在府御留守留〕
本文	[未校訂]安政三年一、御國許去月廿三日午ノ刻地震強ク海岸通破損所幷人馬怪我も有之樣子ニ付、一先ノ御届御用番堀田備中守樣へ御留守居添役加大村邦之助持參被差出。左ノ通。八月十一日。領分去月廿三日午ノ刻地震強ク、場所ニ寄、家相潰、且海岸通高汐押上り、流家幷人馬怪我モ可有之哉ニ相聞得、今以日々震相止不申、汐合モ不穩ニ付吟味行届兼候趣、城下表へ追々注進有之候。依之委細ノ儀ハ猶吟味ノ上御届可申上候得共、一先此段御留仕候。以上。八月二日　南部美濃守右ニ付大目付へモ御届左之通御本文ノ通認以上月日御名無之認之末へ右ノ通御用番堀田備中守樣へ御名ヨリ去月二日付ニテ御届仕候付此段申上候。以上。八月十一日　南部美濃守　内林　謙三一、八月十一日一先御届被差出候通御領分尚七月廿三日地震強、海岸通津浪等ニテ、破損所有之由ニ付、此度御吟味ノ上御届書前御同所樣へ御留守居前同人持參差出ノ通、十月十日先達テ一先御届仕候通領分尚七月廿三日午ノ刻地震強ク、其上從城下二十五里餘閉伊郡大槌間二十六里餘、宮古同二十八里餘、三戸郡五戸右浦々高汐押上り、在所流家潰破損所幷人馬溺死破船流船等有之、依之具ニ爲遂吟味候處、田畑損毛高民家道橋破損所左の通。一、高五百六十石餘　大汐押入損毛高一、流失家　九十三軒一、潰家　百軒一、破損家　二百三十八軒一、流失厩　四十一軒一、潰厩　二軒一、破損厩　三軒一、潰土藏　一軒一、破損土藏　九十一軒一、流失小屋　十軒一、流失納屋　三十九軒一、潰納屋　三軒一、破損納屋　九軒一、流失船　五艘一、破損船　二艘一、破損小煎釜　一ケ所一、落橋　二ケ所一、地割　一ケ所一、川缺場所　十一ケ所一、山萠　一ケ所一、流失網小屋　一軒一、流失網　十二把一、溺死　二十六人男十人女十六人一、溺死馬　十一疋一、溺死牛　二疋一、流失高札場　一ケ所右ノ通御座候此段御届仕候。以上。九月廿九日　南部美濃守右ニ付大目付御届左ノ通前御文言ノ通認以上月日御名無之奧へ。右ノ通御用番久世大和守樣へ御名ヨリ御届仕候付此段申上候。以上。十月十一日　南部美濃守　内岩間　寬作
出典	日本地震史料
ページ	671
備考	本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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版面画像（東京大学地震研究所図書室所蔵）

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