[未校訂]文政二年卯六月十二日大地震未之下刻老人も覺えざ
る大變也、當村ハ左程の荒モ無之候へ共、藏ひゞわ
れ又は塀倒れ候もあり、川、井戸赤泥となる、川並
村、石馬寺村等は山より岩石轉び落つる夥しく、近
邊にては市田村酒屋一軒、小幡車屋潰れ候、伊庭村
は余程あれ申候、妙樂寺倒れ、即死四人、怪我人餘
程有♠之、他に倒家もあり○中略誠に恐しき御事也、百
五十年來個樣の地震は不覺との沙汰なり、恐るべし、
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項目 | 内容 |
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ID | J0300623 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1819/08/02 |
和暦 | 文政二年六月十二日 |
綱文 | 文政二年六月十二日(西暦一八一九、八、二、)伊勢、美濃、近江、地大ニ震ヒ、伊勢湾、琵琶湖ノ沿岸震害特ニ甚シク、倒潰家屋並ビニ死傷者少ナカラズ、是日、京都・金澤・安藝・信濃・飛彈モ亦震火、金澤ニテハ潰家ヲ生ジタリ、 |
書名 | *〔五箇庄某氏記録〕 |
本文 |
[未校訂]文政二年卯六月十二日大地震未之下刻老人も覺えざ
る大變也、當村ハ左程の荒モ無之候へ共、藏ひゞわ れ又は塀倒れ候もあり、川、井戸赤泥となる、川並 村、石馬寺村等は山より岩石轉び落つる夥しく、近 邊にては市田村酒屋一軒、小幡車屋潰れ候、伊庭村 は余程あれ申候、妙樂寺倒れ、即死四人、怪我人餘 程有♠之、他に倒家もあり○中略誠に恐しき御事也、百 五十年來個樣の地震は不覺との沙汰なり、恐るべし、 |
出典 | 増訂大日本地震史料 第3巻 |
ページ | 219 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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