[未校訂]文政二年春三月、備後深津郡引野村百姓仲介が宅の
榎の根の地中に聲あり、人の呻吟のごとし、其家に
ては常の人の息のごとくきこえ、三四町よそにては、
余程大きにきこゆ、よもすがら鳴りしは、三五日の
間、前後二十日ばかりにて、晝は聲なし、夜もまた
聞えぬ夜もあり、次第/\に諒濶になりて終にやみ
ぬ、今に至りて凡三年になえども、かはりたる事も
なしと、
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項目 | 内容 |
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ID | J0300605 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1819/99/99 |
和暦 | 文政二年 |
綱文 | 文政二年(西暦一八一九、)三月備後國深津郡引野村地中ニ聲アリ、 |
書名 | *〔筆のすさび〕 |
本文 |
[未校訂]文政二年春三月、備後深津郡引野村百姓仲介が宅の
榎の根の地中に聲あり、人の呻吟のごとし、其家に ては常の人の息のごとくきこえ、三四町よそにては、 余程大きにきこゆ、よもすがら鳴りしは、三五日の 間、前後二十日ばかりにて、晝は聲なし、夜もまた 聞えぬ夜もあり、次第/\に諒濶になりて終にやみ ぬ、今に至りて凡三年になえども、かはりたる事も なしと、 |
出典 | 増訂大日本地震史料 第3巻 |
ページ | 207 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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