[未校訂]薩州白鳥山の麓に真言宗の大寺ありし、天和三年七月上旬に佛殿の方一夜夥しく震動せしを不審いぶかしく思ひて見ければ、十五間に七間の大伽藍いづ地へかうせし跡たもなく、材木一本ものこらさりし、堂中に寐たう者六人の死尸泥にまみれありし、太守の書冩し納めたまふ法花經八軸のみ土中にありし、その跡は土竜のもちたる樣にて侍りしが、もし地の底にゆりしづめしにや
(武者註)按ズレニ山崩ナラン、
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項目 | 内容 |
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ID | J0101127 |
西暦(綱文) (グレゴリオ暦) |
1683/99/99 |
和暦 | 天和三年 |
綱文 | 天和三年七月上旬(西暦一六八三、)薩摩國白鳥山麓ノ沸寺埋没ス、 |
書名 | 〔新著聞集〕 |
本文 |
[未校訂]薩州白鳥山の麓に真言宗の大寺ありし、天和三年七月上旬に佛殿の方一夜夥しく震動せしを不審いぶかしく思ひて見ければ、十五間に七間の大伽藍いづ地へかうせし跡たもなく、材木一本ものこらさりし、堂中に寐たう者六人の死尸泥にまみれありし、太守の書冩し納めたまふ法花經八軸のみ土中にありし、その跡は土竜のもちたる樣にて侍りしが、もし地の底にゆりしづめしにや
(武者註)按ズレニ山崩ナラン、 |
出典 | 増訂大日本地震史料 第1巻 |
ページ | 897 |
備考 | 本文欄に[未校訂]が付されているものは、史料集を高精度OCRで等でテキスト化した結果であり、研究者による校訂を経ていないテキストです。信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。 |
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