一、六月十三日朝大地震にて昼夜五日十三日より十五日まて二夜三日の内四方暗になり小石まじりの大砂ふり申候依之諸人男女驚候事夥しくさわぎ申候同十五日に至り天晴見候ヘハ岩木山南の方焼崩れ申候三日の内昼夜鳴り暗になる家毎に灯を立る然とも人死ハなし(中略)
又一説に六月十三日大地震夫より昼夜の分ちなく小石砂降り続十五日より空晴候此節岩木山南の御肩焼崩也是ハ御国騒き上方表沙汰悪しく御武略悪くハ御家断絶もはかりがたく程の事なれハ其凶瑞を現し給へるなるべし
〔鯵ケ沢町史年表〕、○青森県、
六月一三日大地震(鯵ケ沢町史)