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項目 内容
ID J00001072
西暦(綱文)
(ユリウス暦)
0885/08/25
西暦(綱文)
(先発グレゴリオ暦)
0885/08/29
和暦 仁和元年七月十二日
綱文 仁和元年七月十二日(西暦 885,8,29)
書名 〔日本三代実録〕○新訂増補国史大系
本文
九日庚申、是日大宰府言上、管肥前国、自六月#雨不降、七月十一日国司奉幣諸神、延僧転経、十三日夜、陰雲晦合、聞如雨声、遅明、見雨粉土屑砂交下境内、水陸田苗稼、草木枝葉皆悉焦枯、俄然降雨、洗去塵砂、枯苗更生、薩摩国言、同月十二日夜、晦冥、衆星不見、砂石如雨、検之故実、穎娃郡正四位下開聞明神発怒之時、有如此事、国宰潔斎奉幣雨砂乃止、八月十一日、震声如雷、焼炎甚熾、雨砂満地、昼而猶夜、十二日自辰至子雷電、砂降未止、砂石積地、或処一尺已下、或処五六寸已上、田野埋#、人民騒動、至是、神祗官ト云、粉土之怪、明春彼国当有#疫、陰陽寮占云、府辺東南之神、当遷去於隣国、由是、#麻穀稼有致損耗、是以下知府司、令彼両国奉幣部内衆神、以祈冥助焉、
開聞岳 M4.4 七月十二日、薩摩国に砂石が雨のように降った。翌日、肥前国に粉土と屑砂が降った。八月十一日、薩摩国で雷のような音がして砂が降り、昼なのに夜のように暗くなった。砂は翌日まで降り続き、田や野が一尺ほどまで埋没した。このときの噴火で降ったスコリアが開聞岳の周りで確認できる。
出典 [古代・中世] 地震・噴火史料データベース
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備考 [古代・中世] 地震・噴火史料データベースでは史料等級で分類しています。本データベースでは史料等級の低いものも表示しており、信頼性の低い史料や記述が含まれている場合があります。
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